奈良学園中学校の入試へ
2020年1月18日
俺ら泥棒みたいやな!
今日は奈良学園中学校の試験の日。
奈良学園は
椎茸のほだ木が1人1本支給され、
校内に大きな山がある、
菌研究者にはたまらん素敵な学校。
家を出たのは
朝5時30頃。
あたりはまだ暗かった。
「なんか、俺ら泥棒みたいやな!」
と、準備も楽しげなコロ助。
よかった。
そんなに緊張した様子でなくてよかった。
駅に着くと、
友だちに会った。
お父さんと一緒に来ていた彼は
緊張していたのだろう。
無言で片手を上げて挨拶し、
表情はこわばったままだった。
始発からまだそんなに経っていない電車に乗ると
小学6年生と見られる子と親が
何組も見える。
辺りの暗さが
夜の電車みたいだ。
でも、人はほとんど乗っておらず、
乗客は緊張した面持ちの親子たち。
パラレルワールドにいるような
不思議な光景だった。
大和路線に乗り換えると
夜が明けてきた。
遠くに見える山と山の間から
朝日がまっすぐに金色の光を差している。
なんて「幕開け的」な朝なんだろう。
入試会場と模試の会場の雰囲気は全く違ってた
その後、バスに乗り学校に着いた。
コロ助は、
はじめて訪れた奈良学園。
他の塾の先生が応援に来ていた。
でも、大声でエールを送ったりする人はいないようで
よかった。
やっぱり入試当日の会場は
模試の会場の雰囲気とは全く違うんやな。
奈良の山間部の寒さとともに
入試会場の緊張感が
一帯に張り詰めていた。
さっきまで楽しそうだったコロ助の表情も
変わった。
こんな雰囲気は
きっと経験したことがないよな。
会場には引導をする先生がたくさんいて、
靴を履き替え校内に進むと
コロ助といろいろな確認をする間なく、
「保護者の方はここまでです」と
別れの時が急に来てしまった。
お弁当は渡せた。
食堂に設けてくれていた保護者待合いスペースに着くと、
あったかい方のお茶を渡しそびれた事に気付いたが
常温の方のお茶は持ってる。
もう試験が始まるという時間。
集中しているだろうから、
届けに行くのはあきらめた。
あー心臓ばくばくしてきた。
国語の時間配分何とか間に合いますように、、、、
みんなのお守り持ったよな。
どうか、いつもどおりのコロ助でありますように。
待合室で待っていると、
各科目の試験が始まってしばらくすると
今子どもたちが解いている問題が
待合室の壁に貼り出された。
貼り出されるたびに掲示を見に行き
一喜一憂していたが、
「いや、東大寺に向けてできることをしとこう」と
意識を切り替え、
奈良学園出でた問題は最後にざっと見ることにした。
コロ助は今、戦っている。
私も今ここでできる
最大限のことをする。
最後まで全力で明日の準備、
東大寺の仕上げをする。
貴重な一日の準備をするのだ。
今までに経験したことのない雰囲気だったことや
親の役割の反省点も含め、
第一志望校が入試初日に受なることの恐ろしさを想像すると
併願校に、
併願にするにはもったいないくらいの
こんなにすてきな学校があってくれたことに
感謝の気持ちでいっぱいだ。
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