BOOKSHELF

家庭学習におすすめの参考書

受験期間中にお世話になった参考書で印象に残っているものや、記事で取り上げた本を紹介します。塾にもお世話になりつつ、家庭学習の割合も多かった我が家の受験期の親子の書籍代は後で振り返ると古本、新品あわせて10万円を軽く超えていたようです。

※こちらのページは、広告ブロッカーがかかっているとほとんど何も見えないスカスカ状態になるようです。
広告ブロッカーを解除していただくときちんと見えるようです。

国語  田代式 中学受験 国語の「神技」/田代敬貴

いつか越えることができるだろうとのんきに構えてた「時間の壁」。このままでは無理だと気がついたのは実に6年生の秋でした。ぼんやりしていた国語の「テスト解答力」が劇的に上がり、一緒に毎晩トレーニングした親の国語力も上がってしまい、職場では誌面デザインをしながら記者やライターさんといったプロの書いた文章にさえ「ここはなんか違う」と、あれこれ目についてしまい難儀したのもいい思い出です。(今はやっていないので徐々にあほに戻っています)
「親が読む本」のカテゴリーに入れるべきだったのかもしれませんが、直接的な参考書のためこちらのページに入れました。子どもが1人で読んで解いて進めるのは難しいでしょう。また、親が教えるのも難しく、一緒にやっていくしかないのかもしれません。我が家では毎回やるページをコピーして一緒に考え、解き、策を練り、このトレーニングと並行して時間配分の作戦を立て、慣れ、国語のリズムとテンポを作って行きました。2ヶ月半くらいかかりましたが、克服できました。劇的な夜明けでした。
国語だけは、集団塾だけではカバーできないのだろうと強く感じます。
この本を使ってトレーニングをした様子の投稿はこちら
      
夏休み国語偏差値爆上げ大作戦 その2〈読む〉
夏休み国語偏差値爆上げ大作戦 その3〈書く〉

国語  ちびまる子ちゃんの表現力をつけることば教室/貝田桃子

後に紹介する日能研の先生の本で紹介されていたような気がします。国語嫌いな子のためのライトなまんが参考書に見せかけて、内容はかなり優れています。特に例文が秀逸で、子どもたちも見たことあるようなあるある風景の中に自然に溶け込ませてあり漫画で描かれてあるので、聞いたことない言葉もすんなり意味を理解できそうです。特に本があまり好きでない子にとっては中学受験で必要とされるの語彙のレベルはかなり大変かと思います。一緒に読んで、親もわざとここに出てきた言葉を日常で使うようにしていました。

国語  サピックスメソッド 漢字の要 STEP3 入試実践演習

関西系の学校なら塾に行かない子でもこの1冊で十分まかなえるのでは…と思いました。
コロ助は仕上げのチェック用に少しずつやっていました。塾のワークもやっていましたが、多くの学校で漢字は2点くらいやとしても10問あればかなりの点数が稼げます。中受における10点の大きさを考えると漢字は対効果のコスパはいいのかもしれません。苦手チェックシートもありがたい。

国語  中学入試 でる順過去問 漢字 合格への2606問

現在は改訂された第四版が出ているようですので、そちらのリンクを貼っています(2610問に増えています)
こちらは全部はやっていませんが、読み取り書き取りだけでなく、部首や熟語、同音異義語、いろいろなバリエーションの問題が載っていたので、志望校の設問にあわせてピンポイントで確認用に使ってもいいかと思います。最後の直前チェックは胸アツでした。

国語  受験国語の読解テクニック 親ナビつき/竹中秀幸

大問一つあたりの「20分の体感」を身体に定着させていく時期にも活用させてもらいました。全てはできていませんが、「親ナビ」が大変助かりました。家庭での国語の採点、どのワードが入っていればOKとか、厳しくしすぎたり甘くしすぎたり、けっこう迷うところがあるかと思います。サポートするべきポイントが丁寧に記載されており、家庭学習時における親の過去問の丸付けの参考にもなるアドバイスが書かれた本は貴重な存在です。

算数  サピックス きらめき算数脳

コロ助がはじめて受験算数らしきものに出会った1冊。むちゃくちゃ楽しそうでした!
ゲームとかパズルっぽい問題が多く、フルカラーで誌面も楽しいので学校の算数が嫌いな子でもこっちは好きだという子は結構いるのかもしれません。入塾前や、受験算数の触りを体験するのにおすすめです。
関東系の大手塾サピックスのテキストはよく考えられたものが多く、塾なしで受験する子や、中学受験はしないけど学校ではやらない思考系の基礎的な学力を身につけておきたい子にもいい教材かと思います。
大切なポイントとして、勉強慣れしていない子の場合は親や兄弟、友だちなど誰かと一緒にやったほうがいいような気がします。コロ助の場合は一人ではあまりテンションが上がらず、一緒だと大喜びでやっていたので…

算数  下剋上算数 基礎編・難関校受験編、最難関算数教室

もっとはやくにやればよかったと後悔したテキストです。
総合的な必ず身につけておかなければならない基礎体力をつけてくれるワークです。1日2頁の見開きを目標10分で…という体で進めるのですが、通塾から1年ほど経過していたにもかかわらず、苦戦しました。灘学習院のワークもかなり難しい問題もたくさんあったのですが、馬渕が東大寺に強い理由が何となくわかった気がします。コロ助の苦手なポイントの難しさでした。
関西系の大手塾馬渕教室の基礎ワーク(きっと宿題の)ドリルを、「下剋上受験」の著者が娘さんと一緒に解いていくうちに見つけた解決法やポイントで構成されているのですが、出来なかった時目線からの解説は他の「勉強ができる人が書いた参考書」にはないわかりやすさがあることに加え、馬渕の標準テキスト自体もかなり優れているのでしょう、やり始めは苦戦しましたが、やりすすめるうちにだんだんスピードも正確さも上がっていきました。

算数  中学入試計算名人免許皆伝〜計算問題が速く確実に解けるようになる本〜/石井俊全

こちらも早くやっときゃよかったシリーズでした。
劇的に計算が楽になります。楽しくなります。数が持つ性質を見極める能力は、一生使える。
義務教育でもやってほしいな〜

算数  算数 プラスワン問題集 中学受験

下記掲載の「ステップアップ演習」と合わせて、計算名人さんこと図形NOTEのカワタ先生がおすすめしてくださった問題集です。東京出版の「中学への算数」編集の問題は良問が多そうなのと、解説も大事なポイントをついてくれているのですが、パッと見のレイアウトが字が小さかったり、今風でなくとっつきにくい(コロ助もでした)子がいるかもしれません。拡大コピーをするなどしてやるべき問題をピックアップしてやってもいいかと思います。残念ながらコロ助はあまりやる時間を取れず(というか気が乗らず)だったのですが、2冊ともきっちりやれたらかなりの力がつくだろうと感じたので紹介しました。

算数  ステップアップ演習(中学への算数)

算数  中学への算数(月刊誌)

好きな特集の時に買っていました。コロ助の学校の友だちがいつもコンテストに名前が載っていて、彼にとっては遊びが算数で、毎月解くのが楽しみなようでした。彼は灘中に入学されましたが、大変な思いをして灘をめざしている周りの子たちと違う感じだったのが印象に残っています。そんな子がやっぱりいるんだな〜
立体切断の2回切りなど、他では絶対に手に入らないであろう難問の立体付録がありがたかったです。

算数  はじめての多面体おりがみ/川村みゆき

入塾前にもおすすめです。派手なユニットなどではありませんが、算数の持つ美しさを感じられる折り紙がたくさん載っています。

算数  原田式 算数プリント

こちらは本ではなく、ウェブサイトからダウンロードするプリント形式の教材でしたので、お世話になったウェブサイトを紹介するページに載せるか迷いましたが、どっちの要素もあるのでどちらにも載せることにしました。
過去に紹介した記事はこちらです→ 5年生のうちにやっておきたいこと〈算数その1〉
我が家では、この教材を”原田メソッド”と呼んでいたのですが「だんだん知らないうちにできるようになってる」その誘導はまさにメソッドで、一般的に中学受験の教材はよっぽどしっかりした子でないと、親と一緒にやらなければ難しい教材が多い中「親がいなくても一人で」その誘導に乗っていけるという、非常に稀有な教材ではないでしょうか。母子家庭ではパソコンやプリンターのない家庭も多く、書籍化してほしいな〜と強く希望します。出版社は気付いてないのか…。また、公立の小学校のカリキュラムにも全部でなくていいので入れて欲しいと切に感じます。
教育格差はお金の有る無し以上に、親に時間的、精神的ゆとりがないところから広がるのだろうと感じた経験からも、「一人で進めることのできる」この教材は、教育格差に抗う強く有効な手段としてもっと広まってほしいと思います。(理科、倉橋先生のサイエンスラボもそうだよな)

算数  栗田哲也先生のスピードアップ算数〈基礎〉―中学受験総合チェック

夏期講習がそんなに長時間でなかったため、夏休みのトレーニングとしてやりました。それぞれの問題はシンプルでありながらポイントをついていて、弱点をあぶり出してくれます。
ここであぶり出した弱点を原田メソッドで解決するという手順が効果的でした。

算数  中学入試 でる順 過去問 計算 合格への920問

こちらも定番、おなじみの方は多いかと思います。いろんな学校の過去問から計算問題をバリエイション豊かに掲載してくれています。11月ごろから、本番を見据え計算における集中力を鍛えるために使いました。1日1ページ10問という構成になっていますが、あえて1日5問にし、「5問だけを制限時間内に絶対に間違わずに解く」というルール(クリアしたら次の日は無しというご褒美つきで)で毎朝の漢字ルーティンとともに取り組みました。やることの数を減らして集中力を高める訓練は功を奏し、計算問題でのうっかりミスは激減しました。
過去に紹介した記事はこちらです→ 計算のケアレスミス撲滅作戦

理科  特進クラスの理科/西村 賢治

灘学習院のメインテキストがこの本だったので、始めからこの本を軸にして進めていきました。
親子で勉強する時もほとんどの本はコピーでまかなったのですが、この本は2冊買いました。
かなり発展的な問題なども載っているので、この本が難しくない子だとこれ1冊で全ての志望校をカバーできそうです。コロ助は始めは難しく感じたため、「応用自在」などの少しマイルドな参考書の力も借りました。

理科  小学6年分の理科が面白いほど解ける65のルール/倉橋 修

動画の紹介FAVORITE CHANNELでも紹介した、サイエンスラボ倉橋先生が出された本です。1つのコンテンツが解説→確認の問題→すぐそばに解答、と3ステップでコンパクトにまとまっているので、通塾の電車や、学校説明会の待ち時間といったちょっとした時間にも読めるサイズ感です。しかも内容は大人が読んでも面白いようなわりと原理的な深い話がたくさん載っています。

理科  わかる!できる!応用自在 国立・私立中学入試対策 理科

灘学習院のメインテキストであった「特進クラスの理科」はかなり難しく、塾に行きだしてすぐの頃はけっこう取っ付きにくかったようでした(授業も6年生と一緒やったしね)こちらのテキストは、カラーのイラストも豊富で見やすいこともあり、テンションが下がりそうな時や、多くの問題応りたい時にお世話になっていました。バランスのいい参考書だと思います。

社会  角川まんが学習シリーズ日本の歴史シリーズ13〜15巻/山本 博文

大人気の漫画なので、ご存知の方も多いかと思います。コロ助はもともと歴史が好きだったので全巻は読んでいませんが、少し弱めだった明治大正あたりの巻を読みましたが面白かったようです。イラストも現代の漫画風なので歴史が苦手な子でも物語としてすんなり入っていけそうです。そもそも歴史って物語ですもんね。勉強っぽくなくよくまとめられているなと感じました。受験中というより、受験前に読んで興味を持てたらいいですよね。

社会  特進クラスの社会 難関・超難関校対策問題集 新装版

灘学習院では「中学受験新演習」をメインテキストで使っていたので、こちらは理解度のチェック時に問題のバリエイションにあたるために使いました。特に関東の学校は社会がかなり難しいので、色々なタイプの難問に出会っておくことは重要かと思います。我が家では「社会だけは満点取りたい」コロ助の希望で麻布、筑駒、開成などの過去問にも応りましたが、まぁ、なんと難しいこと…!
問題だけで用紙3枚分の長文とかあるやん… 関東の子どもたちは大変そうです(ToT)

社会  21世紀こども百科 歴史館 増補版

愛読書が図鑑だったコロ助は受験の際に理系の図鑑を買い足すことはなかったのですが、社会の図鑑は意外と持っていなかったので、ブックオフで見つけてこの図鑑を買いました。年齢層の守備範囲も広そうなかなり充実した内容で、社会や理科はやっぱり図説や映像、実体験で立体的にやらなあかんよな〜と実感しました。




ぽちっと応援してくださるとうれしいです(^o^)
  ↓

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村



人気ブログランキング