計算のケアレスミス撲滅作戦

計算のケアレスミス撲滅作戦

2022年10月14日(2019年10月〜11月ごろの記録のまとめ)

1点の差が合否を分けてしまうことがある以上、
ミスをしないための集中力は、鍛える必要がある

1問どころか、1点未満の点数が命取りになってしまう接戦が起こる入試の中で
ケアレスミスに「惜しい」はない。

東大寺学園の算数入試は計算ミスがあっても、
考え方が合っていれば部分点をかなりくれるようやし、
そもそも計算問題は1〜2問しかありません。

でも、きっとほとんどの学校(いや、もちろん東大寺でも)の入試では
計算間違いが合否を決めてしまうこともあると思う。

コロ助は、灘学習院の思考学習に慣れていたので、
集中力はかなり鍛えられてたと思う。
基礎的な計算力をつけた後には、
灘や甲陽の難しめの計算問題も手を止めず解くことができるようになっていた。

それでもうっかりミスはやっぱりあった。
その原因は「注意不足」というか、
いいかんじで集中できていなかったということやと思う。
図形の難問を考える粘り系の集中力と、
計算を間違わないための注意系の集中力はちょっと違うようだ。

見直しをする時間もなんとか捻出するとしたうえで、
計算においてのうっかりミスを撲滅するために
わが家でとった作戦があった。

極限まで問題数を減らす。ただそれだけ。

基礎的な計算の練習が出来ているのなら、
1日20問を解くエネルギーを
「絶対に間違わない」ための集中のエネルギーに回したほうがいいような
気がして、

●朝ルーティンの計算は問題数を5問だけ。
 → そのかわり、絶対に全問正解にすること

(※制限時間は問題集にある目標時間の設定を参考に決め、厳守すること)

というルールに。

今までの朝ルーティンの20問ほどをやって
いくつか間違えるより、
問題数を絞って全問正解にすることをルーティンにし、

その感覚(絶対に間違えない)に自分たちを慣れさせた。

結果、
これはかなり効果的やった。

模試などでも計算ミスの類はほとんど消滅したと言ってもいい。
精度だけでなく時間も大幅に縮まり、
目標時間の半分くらいではきっちり解けるようになってきた。

この時の朝ルーティン用にしていたのは定番の「でる順過去問 計算」でした

集中力の練習でなく、
計算そのものの練習をするのであれば、
たくさんやったほうがいいのかもしれません。

また、高速で大量の処理をする訓練が必要な学校には、
この方法はあてはまらないのかもしれません。


全問正解したら次の日はなし(!)
というご褒美つきのルールにしたので、
計算の練習にかけた時間はきっと大幅に減った。
のに、成果がより大きく出てるっぽい。
非常にコスパの高い作戦なのかもしれません。

コロ助も、毎朝の「よーいどん!」でクリアするごとに
「っしゃ〜!」と、楽しそうでした
次の日はやらんでいいよってなったら逆にやりたくなって、
やってる日も多かったな〜…✨
それって、
美味しいものを食べる時、「もうちょっと欲しいな」って量で
止めるほうがいい、あの感覚みたいなもんなんかな。

計算力を鍛えている途中の子や、
受験算数を始めたばかりの子にはこちらの記事が参考になるかもしれません。

5年生のうちにやっておきたいこと〈算数その2〉




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