理科単元強化週間5「植 物」
2022年8月24日(2019年3月4日〜4月4日頃までのメモをまとめています)
外へ出る。出る。出る。出る。
植物の持つ ”アナーキー” な世界に親も夢中になってまう
今週、というか今月の単元は植物。
第一週目は光合成
第二週目は、根、葉、茎
第三週目、種子のつくり
4月4日に、倉橋先生のサイエンスラボ(!)野外観察に参加するため、
その日を理科単元の総まとめ(ほとんどご褒美やん…)とし、
第四週目となる3月25日からの1週間は伝熱が入るイレギュラーなセッティング。
しばらく続けているこの単元別オタク化計画やけど、
どんな順番でやるかは、適当。
あえて、順番の計画は立てずに興味が出てきそうな物から進める時もあれば、
今回の植物みたいに、生き物や野外観察の伴う単元は
季節に合わせたりもした。
水溶液は夏に楽しそうだな…とか、
伝熱とか火を使う実験は冬がなんとなくいいかなとか、
残念ながら我が家はこの作戦に気づいたのが6年生だったので、
ギュウギュウづめでぶっ飛ばしましたが(涙)
4年生とか、5年生の頃に長いスパンでできるなら
そうやってイベントと絡めてゆっくりやってくと、
なお楽しいと思う。
それにしても、
「植物」一括りで一ヶ月の間、
植物のことばかり考える日々やった。
通勤のいつもの道のりも、
立っている木、咲いている花、落ちている実…
料理をする時の野菜や、花屋さんにある花。
ちょっと知るごとに、その機能(根のスペックとかヤバすぎるし)や生態に慄き、
あれは何やろこれはどんなやろと、
大人も、まぁ、それはそれは忙しかった。
楽しすぎて、この単元終わらんといてくれと思ったよ。
まずは、兎にも角にも
外に出て観察をしまくった。
道に落ちている花や実は持って帰り、
切って断面を見たり、
それぞれのパーツを数えたり。
NHKのサイト、「NHKforSchool」にある
ミクロワールドなんかも観察の映像をたくさん見ました。
家庭の顕微鏡ではとても見ることのできないミクロの映像や、
発芽なんかの過程を見ることができるハイレベルなタイムラプス動画などは、
さすがNHKやな、と思う貴重な記録をたくさん見ることができます。
学校の理科の時間にも見ているかもしれませんが…
そして何よりとにかく顕微鏡で見る。見る見る。
算数の図形やフィボナッチ数列なんかともリンクしたり、
ときめいたな〜✨
大きな顕微鏡がなくても、
300倍くらいの”ポケットけんび”でも充分観察できる。
私たちが使っていたものは折りたたみのルーペと
下記のシンプルマイクロスコープでしたが、
現在もわりとしょっちゅう使っています。
今は、スマホに付けて撮影ができるものなど、
いろんな機能の物が出ているようです。
用途に会うものを探してみてください。
やってみたかった実験はいっぱいあった。
息子よ、さあ、心ゆくまでやるがよい。
実験は、危険もなくできるものがほとんどなので、
かなりたくさんやりました。
二酸化炭素の有無を確かめる石灰水を作り出したのもこの頃からでした。
海苔なんかに入ってる石灰乾燥剤からも作ることができるので、
よく作っていました。→他の単元でもけっこう頻繁に使います
石灰水の作り方:理科ねっとわーくより
※石灰はアルカリが強く若干危険もあるので、必ず保護者も一緒に作ってくださいね
こちらは、水の通り道を調べた時の写真です
この単元の目玉イベント!
倉橋先生のサイエンズラボ主催の野外観察会に参加した
倉橋先生は名古屋で理科教室サイエンスラボを主催する先生。
解りやすいのに本質もつく動画を配信するmorinokuma7チャンネルは
きっと、ご存知の人、活用されている人はすでに多いだろうと思う。
コロ助にとっても憧れの人でした。
自由研究のない季節にも常に何かを研究(ごっこ)あそびをしていた、
化学・物理・生物・地学すべて含む”理科が趣味”なコロ助が、
テストの理科はあまりうまくいかなかった。
受験をはじめてからの全国模試などでは、
一番得意そうな理科の点数が一番低かったのも
一度や二度ではなく、
ふたりとも不思議に思ってた。
「理科、趣味やのになんでやろうな」って。
そんな時、ふと見つけた動画。
わくわくな ”萌える理科”を
”テストの理科”につなげる道しるべをまさに作ってくれたのが、倉橋先生だった。
”萌える理科”が
”もっと萌える理科(*°∀°)=3 になっていき、
その結果が点数に出てきた6年生の春〜夏前にかけて起こった
「理科の大爆進」はコロ助にとって大きな自信になった事やろうと思う。
コロ助は、初めて会った本物の倉橋先生に喜び、
観察会では、先生が作ってくれたリーフレットを持って
東山公園の中の植物を観察し、
わからないことは先生に質問したりしながら、
自由に公園中を散策した。
初めて見る種の植物もたくさんあった。
家でゲームをしていた受験前より、
受験中のほうが外遊びの時間が長くなるんだな…
実際に理科に関しては、
研究をしていた非受験期のころからずっと
最後まで一緒に解きながら成長していったので、
ぼんやりしていた世界が
クリアに見えだす喜びは私にもわかった。
ああ、
この世界の理は
なんという偉大なシステムなんやろう。
外に出るのが楽しみでしかたなくなった。
勤務時のお昼休憩にも
あちこちに生えている草が、木が、花が、
石ころが、虫が、鳥が、空が、雲が、現象が
それぞれの学習の単元ごとに気になり、
アドレナリンの放出がとまらんかった。
下手すると、
小学校の6年間の中で
受験期のピークであるこの6年生の時期が
一番たくさん外で遊んだかもしれん。
家でゲームをしていた受験前より、
受験中のほうが外遊びの時間が長くなるんだな…
そんな楽しみも、また倉橋先生に教えてもらったことだった。
この受験がこれだけ楽しかったのも、
倉橋先生の理科に出会ったことによるところは
かなり大きいのだろうと思う。
観察会が終わった後、
コロ助が倉橋先生に自分の夢を話し、
その話を一つ一つ想像しながらにこにこ嬉しそうに、
「それは、あるかもしれないな~」
「できるかもしれないことだな~」と
聴いてくれたことが、
とってもうれしかったようで、
そんなこともコロ助の自信になったのだろう。
彼が大人になっても、
「大好きな先生」は、ずっと心にいてくれるのだろう。
ちょっと、うらやましいよな。
というわけで、
今回の単元「植物」は、
ちょっとごほうび的な色が強くなってしまったけど、
きっと、今回体験した実験や観察の数々は、
どこかでコロ助を救ってくれる底力になると思う。
知れば知るほど、
植物の持つ多様性と、
生きる力の強さに、私たちはビビりあがった。
植物ハンパねー!
動物なんかひとたまりもないわさ。
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