道筋を消す労力を次の思考にまわせるか
2018年 3月 2日
消しゴム、使いすぎてる?
いつものように、サピックスのきらめき算数脳をやっていた。
殆どが三段階の思考スッテプになっていて、
毎度、三段階目はぐっと思考力がいるようで、
また一緒に考えていた。
すると、あることに気づいた。
ちょろっと書く、ゴシゴシゴシゴシ…
消しゴムで消す。
ゴシゴシの回数は鉛筆を動かしている時間より長そう。
書く前にまずいったん考えてみような、推理するんやで、
と言葉では言っても、
なかなか習慣というものは一朝一夕では変わらないものなんだろう。
彼の工程のパターンは、
この数が入るのかな
↓
書く
↓
考える
↓
あー違う!
↓
消しゴムで消す
↓
もう一度考える。
その工程のなかの、「消しゴムで消す」の後、
いつも集中力が途切れ、
思考を一旦リセットしてしまっているように見える。
合っていた答えまで消していたり、
ゴシゴシやるあまりに紙を破いてしまっていたり…
問題を自分の力で最後まで粘り強く解くことは大事なことなんやけどな。
また、きれいに消してから書き直すことは学校で習ったことなんやろうしな。
うーむ…
消さずに間違えた道筋を可視化してみた
「いっぺん消しゴムなしでやってみようか」と提案してみる。
はじめのうちは消せないことに余計イライラし、
不平を訴えてきたが、
だんだん消さないことに慣れてきたのか、
間違えた文字に斜線を引きながら、
次の思考に途切れることなく集中している。
間違えたものをそのまま残しておくことが恥ずかしいからなのか、
なるべく間違えんとこうと、よく観察し、推理し、
考えてから答えを書き込んでいるように、動きが変化していくのがわかった。
さらに、間違えた過程を目で追ってゆくことが、
本人以外も目で確認することが出来た。
出来ないことへのイライラも減り、本人も楽になったようだ。
そういえば、フランスの子どもは小学校の時から万年筆で勉強してたよな。
消す時は斜線。そのほうが先生も思考の過程を見れるのだろう。
ただ、間違いには人に見られたくない種類の時もあるはず。
私自身そんな時は多い。
自分が嫌なことを強要するのはよくない。
そんな時は後から消そう。
頻繁に消しゴムでゴシゴシやって、
集中力が下がりそうになる子どもに、
消しゴムなしの勉強法は有効なのかもしれないと思った次第なのでした。
消しゴムなぁ。好きなんだよなぁ。
私は子供の頃消しゴムをコレクションしていた。
今でも当時手に入れることができなかったいいにおいの消しゴムが夢に出てくる。
大好きな文房具消しゴム。
最近はとても良く消えるいいものがたくさんあるらしい。
本番の日にも使う、とっておきの消しゴムを
一緒に選びに行こうかな。
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