いざ、縄文時代へ!

いざ、縄文時代へ!

受験期の息抜きレジャーは立体的な学びの時間に。

2018年9月23日

※当時のFacebookにした投稿から拾い上げたのですが、
かなり説明不足な文なので、補足しています。

受験勉強をはじめてから半年くらいたったのでしょうか。
夏休みは塾の夏期講習もあったり、
自由研究を頑張りすぎてどこにも行けませんでした。


毎日がんばっているご褒美に、旅に出ることにしました。
でも、私たちは今、けっこう切羽詰まった感じの受験生。
試験に役立たないことに時間を割いている場合ではありません。

と、いうわけで、「勉強にもなる旅」をすることにしました。
(どんな旅も学びはあると思うけど)

科目はコロ助の好きな社会!

「いろんな時代の歴史を身体で感じる旅」を計画しました。
行き先は二人で好きな場所を話し合い、
歴史を巡れそうなことも鑑み、
岡山県に決定。

算数の勉強にもなる予算の組み立てや段取りの練習などは、
今回はちょっと大変そうだったので、
宿の予約などは親がやることにしました。

1日目 鹿久居島(縄文時代の家屋)

2日目 倉敷のあたり(江戸時代の物資の集積地)

3日目 伊部(平安時代の道具づくり)



《1日目》 

宿泊施設は、人口4人の鹿久居島にある、
古代体験の郷まほろば。

古代体験の郷まほろば公式ウェブサイト



母子家庭ではよくあることかもしれませんが、
わが家には車や男手がないため、
家庭でキャンプをするって、
かなりハードルが高い。
野外で焚き火をしたり、ご飯を作ったり、
そんな体験、大事なんやろうと思いつつ、
ボーイスカウトなどにも結局は参加できずで、
そんな体験は大事やろうなぁ…と、気にはなっていた。

施設のホームページには、
瀬戸内海国立公園・日生諸島。
桟橋から船で15分・鹿久居島(かくいじま)に縄文時代の集落を復元したのが「古代体験の郷まほろば」です。
火を起こすなど原始的な生活の体験を通じ、生きる意味を知るお手伝いをさせて頂きます。

と、ある。
問い合わせの連絡をすると、
ありがたいことに、最寄りのJRの駅まで施設の人が迎えに来てくるとのこと。
お言葉に甘え、車を持っていない親子二人ですが、
参加させてもらうことにした。

鉄ヲタでもあるコロ助は車両の撮影もせならんので、忙しい




で、宿泊した当時のメモは以下のみでした…

釣り餌としてもらった虫(生きてるイソメ)を釣り針に刺すことができず、針のカーブにぶら下げて魚たちに餌をやっている少年の図


9月22日土曜日

岡山県、人口4人の鹿久居島。
電話もメールも電波届かんかもと聞いていたけど、
今はつながっているようです。

私たちの棟以外の水は、今日は出ないって。
火おこしも上手くいかず、
釣りも餌だけ食べられ、
囲炉裏にくべる火もなかなかつかず、
バーナーを借りる始末。
自分のヘタレ加減を存分に味わいました。

若い頃にしていた都会での野宿とも、
子供の頃にした車で行くキャンプとも違う過酷さがあった。

大人一人っていうのが過酷なんかな…。
文明がちょっといとおしい。

…って、疲れたんかよ!

はい、ちょっとだけ疲れました。

火おこしに疲れてきた少年の図

月って、こんなにも青かったんやな

縄文時代や弥生時代の人たちは、
何家族かがひとつの単位で暮らしていたと聞いたことがありますが、
なるほど、理にかなってると思いました。
と、いうより、
大人が一人という単位の家族構成」はかなり無理がある、
ということに気がつきました。

シングル親家庭にはちょっと悲しい現実ですが、
大人一人に対して子供一人
よりも
大人二人に対して子供二人
のほうが断然楽
な、原理と同じです。

単に「生きていく強さ」として考えるなら、
大人は6〜8人くらいいるのが理想なのかもしれません。
竪穴式住居に来ていた大学生のグループの方たちが親切にしてくださって、
住居の中に入らせてくれたり(暗い!煙い!ここで寝るんか…キャンプのテントの方が楽やろ)
魚を分けてくださったりしたのですが、
一緒に過ごせばよかったのかなとかも思いました。
住居はわりと離れていて、
真っ暗な山の夜道を歩いて行かなければならなかったので、
夜に思い立っても無理やったんやけど…

これがキャンプだったとしても、
やはり大人は二人以上いたほうがいいでしょう。
コロ助には真っ暗な夜道を一人で管理等に行ってもらったり、
可哀想なことになってしまいました。

竪穴式住居に泊まる体験ができるって、貴重やな〜



私たちが宿泊した施設は
縄文より少し後の「高床式住居」だったのですが、
その家屋内も電気はあるものの夜は暗く、
昔の暮らしは太陽とともにあって、
太陽を神様みたいに崇拝した気持ちが
ちょっとわかる気がしました。

私たちが泊まった、高床式住居。中には寝袋もありますので、大人が複数人いるのであれば、過酷じゃないと思います



こちらの施設は普段は水も出るようなのですが、
この日は、理由は忘れましたが、断水しており
管理等で水をタンクに入れてもらうも、自分たちの住居まで運ぶのも
車は通れなく人力で運ぶスタイルで、
けっこうリアルに不便さを体験できたのかもしれません。



といっても、食材セットのようなものは管理棟で支給してもらったし、
本当の縄文の生活とは程遠いんやろうけどな。



基本的に火を使った後は部屋は煙のにおいで充満するので、網戸やなんやがなくても夜間虫はあまり入ってこなさそう。

ただ、本当の夜の暗さを見せてやることができたのは嬉しかった。
夜って、こんなに真っ暗なんやな。

ゴキブリがプラスチックのお椀をバリバリかじる音で目が覚めた時に
ふと外を見ると、
海面に広がった月光で、
あんなに真っ黒だった夜が青く眩しい光を放ってる。

月って、こんなにも青かったんやな。

夜には、この海が青色に輝いていた



明日は江戸時代へ行ってきます!




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