組体操をしないために運動会には参加しなかった

組体操をしないために運動会には参加しなかった

2019年9月28日

いつだって、何だって、
「どうしてもやりたくないこと」はやらなくていい

今日は小学校の運動会やったけど、
参加しなかった。

組体操には参加しないと
5年生の時から決めていたコロ助は、
先生にも自分の考えを伝え、
(私も小学校に意見は出しましたが)
結局、
運動会まるごと不参加ということにした。

コロ助の通う小学校は、
生徒思いの学校で、
担任の先生も生徒思いのいい先生。

現場に組体操に疑問を持っている人が
いるのかどうかはわからんけど、
いろんな組織にメッセージを送ったり
話し合ったりというアクションを起こす時間が本当になく、
「やりたくないことはやらんでええ」という
至ってシンプルな考えだけを貫くことになった。

いつだって何だって、
やりたい人はやって、
やりたくない人はやらんでいいと思う。

そして、
しなければいけないがまんと
そうでないがまんってのも、
あると思う。

いやなものはいや。
そのシンプルな行動をみんなが続けていけば、
兵隊さんを鍛えるためのもんやった組体操なんてもんは
とっくのとっくになくなっていたことやろう。

そんなアクションをおこせない状況に置かれている子や、
生徒のことを考えない学校もあるやろうから、
組体操に反対する活動はしていくつもりやけど、
1月20日まではごめんやけどホンマに時間がない。
ほかのみんなのことまで考えられんかった。

「嫌なことから逃げたと後悔したらどうしよう」と
担任の先生は心配してくれたが、
これは逃げではない。
(逃げでもいいんやけど)
ひとり不参加を表明することのほうが
よっぽど勇気がいるのだ。

私はコロ助の勇気を褒めてやりたいと思う。

友達に不参加の理由を聞かれた時は
児童憲章や憲法を出してきて説明しているらしい。
(近頃「こども六法」を気に入って持ち歩いている…w)

本当は二人とも運動会大好きやのにな〜(TOT)

運動会は誰のため?

このイベント、
確かに親は感動するだろう。
一生懸命な姿には、誰しも感動する。
それはわかる。
私も組体操を見て感動して涙が出てきたことがあった。
でもな、
親たちやどっかののえらいおっさんらを感動さすために
子どもが怪我のリスクを負う必要はないし、
死ぬ必要はもっとない。

ことの始まりは軍事教練。
当時の兵士より危険な技を、小学生にさせる

〈運動会が終わっての記録〉

残念なことに、
今年もまた骨折した子どもさんがいたようでした。
ピラミッドは高くしない、など、
安全面でのルールをけっこう厳格に作っていた”ましな小学校”
にもかかわらず、
やっぱり怪我した子がいたんか…と、
悲しくなった。

私の小、中学生時代も組体操はあった。
毎年誰かが大きな怪我をして、
「ふざけてたら怪我をする」って
先生はみんなを叱ってたけど、
怪我をした子はふざけてなんかなかった。

骨折って痛いやん。
めちゃくちゃ痛いよ。
そんなん、大勢の人が見てる中でそんなことになった子は、
どんな思い出が残るのというのやろう。

しかも、大きな怪我はすぐには治らないだろう。
今の9月や10月は暑い。
そんな中、毎日ギブスをはめて重いランドセル持って学校に行く。
お風呂に入るのにも不自由する。
大人たちの見栄や感動のために、
子どもにそんな思いをさせていい正当な理由があるのなら、
聞いてみたい。

このくらいの競技なら怪我も少ないかもしれんけど、やってる本人はどっちみち面白くもない


コロ助が組体操に参加しないことを
羨ましがる子がたくさんいたにもかかわらず、
その子たちが真似をして不参加を選ぶ時間的猶予はなさそうやった。
もう少し早い時期にアクションを起こすべきだった。
もう少し早く動いてきちんとみんなを巻き込むべきだった。

はじめからそんな行事をしないまともな地区もあるし、
組体操やめていってる地域も多い。
(かわりにトーチトワリングのような鬼畜行事入れる自治体もあるようです)
兵庫県は教育委員会がなかなかしぶとく
阻んでいるような感じです😢

「近年の小学生は運動機能が落ちてきている」
これは、そうかもしれません。
それがいいことだとも思いません。
ただ、
組体操の危険度に関しては
そことは分けて考える必要があるかと思います。
組体操での死亡を含む重大事故は
昔も今も変わっていません。

ことの始まりである兵士がやっていた時よりも
過酷なことを子供たちにやらせている時点で
その行事はおかしいものだと言えるでしょう。
自由参加なら道理も通るかもしれませんが…

私は頭のいい子供ではなかったので
何の疑いも持たずに、
骨折をしていた子はかわいそうだなぁと思いつつも
今までやってきた行事やから仕方ないのかと。
連帯感も達成感も別になく、
終了後は終わってよかったとだけ思っていました。

他の国から見ると、
タチの悪いギャグか何かと思うくらい信じられない光景のようです。
(日本式の運動会自体、結構シュールなもんがありそうです)

組体操の危険性を数式を用いて解説されている、数学者西山豊先生のインタビューが載っている記事はこちらです
        ↓
MAG2NEWS:危険な9段も。東大阪市の小中学校で組体操ピラミッド強行に怒りの声

西山豊先生の公式ホームページ: HP of Yutaka Nishiyama

不参加にしたいけど、
この時期に波風立てるのはどうもな〜…

運動会をボイコットしたくても、
中学受験を予定している人にとっては、
内申点がない小学生とはいえ、
調査票なんかに不利なこと書かれるかな…
とか、心配かもしれません。
(大丈夫やと思いますが、いじわるな先生がいないとも限りません)

大勢で不参加を申し出ることができれば一番いいのですが、
それでも勇気がいるかもしれません。

そんな時は、匿名でもいいので
都道府県や市、教育委員会、に意見をしてみてください。
大人たちは子どもの気持ちは聞かなくても、
保護者の言うことはある程度聞くでしょう。

たくさんの声が集まれば、
何かが変わるかもしれません。
逆に、
誰かが声をあげないことには、
公に近い組織というものの上部には
在任中の変化を嫌う人が多いようなので、

変わることは難しいのかもしれません。
(国単位とかでの禁止にならんかぎり)

学校の先生に書いた手紙のテキストを
添付しておきますので、
文面などよろしければ参考にしてください。
(口語調で書いてある部分もあり恐縮ですが)
使える部分がありましたら、
コピペして使っていただいてかまいません。

ついに我が家にやってきたレコードプレーヤー。これでお気に入りのレコードを聴くのがコロ助の安らぎになっている。秋やね。




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