「よけいな一言」を言わんために

「よけいな一言」を言わんために

2022年11月1日

出だしからお見苦しい手帳をすみません…

11月になりました。

説明会ラッシュの10月手帳もひどかったですが、
11月の手帳の真っ黒ぐあい…
いや、ここに書いてないことも、
手帳の後についてるフリースペースにぎっちり書き込んであって、
この年の手帳は完全に積載量超過していました。

先月、説明会ラッシュを終え
今月は出願手続きラッシュを迎えます。

小学校の先生にお願いする調査書関係、
お金の入出金(学校によって方法が全然違う)、
必要書類の記入や写真撮影…
やり慣れた作業はひとつもなしで、
締め切りはタイト。

そして今月は、学校や塾の懇談ラッシュでもあります。
公開テストなども、
「ザ・ファイナル」的な感じで毎週のように何らかのテストがある状況…
子どもも大人も、毎日本当にお疲れさまです。
(;´Д`)

魔の時期なのかもしれない

で、この時期、
物理的要因よりもっと大変なのは、
「自信をなくす子続出期間」であること。

過去問を解いても合格点にたどり着かず、
夏期講習の成果も劇的に見えるわけではなく、
志望校にも迷いや不安が残る…
子どもにも疲れが見えるこの時期。

誰が言ったか、
6年生の秋は
中学受験における、魔の期間。

懸命にサポートを続けてきた親の疲れも、
不安からか倍増する感覚だ。

はっきり言って、

けっこうしんどい。

この時期に「よけいな一言」「いらん一言」を
言ってしまわない聖人のような心を保ち続けるのは難しい。
一生懸命であればあるほど。
3ヶ月後に、わが子の頑張りが報われてほしいと願えば願うほど。

中受なんて異常なことと、親は心の隅に置いておきたい。

ただ、この最も難しい
「いらん一言を言わん」ことに、全神経を集中させることは
親の役目として、
けっこう大事なことのような気がするのです。
自らの大きな反省点でもあります。

いらん一言を言ってしまいそうになった時の回避策として、
場所を変えてみる(どんな時も、これはかなり万能です)
一緒に同じ問題を解いてみること(同じ状況を味わってみる)

子どもを親友だと思ってみる(「友達に対してそのセリフ言うか?」と問うてみる)
なんかを思い出します。
いや、今もそんな感じかもしれません。

じゃあ、
具体的にはどんな言葉が嫌そうだったのか…

〈コロ助が言われていやそうにしてた言葉〉
え!まだ終わってなかったん?(言うの我慢する難易度★★)
え!何してたん?(言うの我慢する難易度★★★★)
〇〇くんは頑張ってるんやな〜(単独でその子を褒めるのはいいけど比べる感じになるとかなりあかん)

〈コロ助がうれしそうにしてた言葉〉
大丈夫。(強めにゆっくり、どうして大丈夫なのかの理由も言う)
わ〜!(スゲ〜!のびっくり)→子どもって親がびっくりするの喜びますよね(笑)
え〜!教えて教えて〜


よく考えたら、
学校の勉強が終わってから塾に行って、
塾から帰ってからもさらに勉強(宿題)するなんて
大人の残業でもいやだ。
それを、子どもがしている。
生まれてから間もない、
干支を一周したかしてないかの子が。

この状況、
世界的に見ても、かなり異常で、
この年令の子たちがする普通の学校の試験としては、
難易度もぶっちぎりで世界一でしょう。
海外の人から見ても、
公文のようなライトな塾でも首をかしげられるのに、
この中受のハードさは、
理解してもらうのは難いという場合がほとんどかと思います。

私は中学受験をして本当によかったと思っているし、
もちろん、受験に反対ではありません。
小学校ではあんなにロマンチックな算数はしないでしょう。

ただ、
中学受験で、特に難関校を目指すハードな勉強を子どもがしている場合、
けっこう、子どもにかかってもいい負荷を超えてるかもしれない
という事実は、親はどこかに
冷静に持っておくべきやと思うのです。

偏差値が落ちようが、
ちょっとくらいサボろうが、
子どものこのがんばりに、
叱ったり、落胆したりする理由は、
どこにもないんじゃないかとも思うのです。

偏差値が一向に上がらなくても、
(原因は一緒に考えるとして)
どうか心のなかで、
(いや、時には実際に!)←嫌がられても
おもいきり抱きしめてあげてください。

休んでいる時も、眠っている時も根は育っている

コロ助は、
成長が目に見えない、
点数に現れない時期が、
入試の直前頃までありました。

今になって思うと、
長い間、
植木を植えてすぐのあれやってんかな…って。

植物が根を張っている間、
目に見える部分では
何の変化もないように見える、
あの時間。


植物の根のスペックって、
信じられんくらいの高さですよね。
生命を司る頭脳や意思のいちばん大事な部分は
ここに集中してるんやないかと思うほど。

とてつもなく核心的で大きな変動が起こっているにもかかわらず、
その部分が成長している様子は外界からは見えない。


きっと、眠っている間にも子どもたちのその根は
成長をしているのだろう。
いや…
子どものポテンシャルってやつは…
ホンマに…

しんどくなったら寝ること。
ボーッとする時間は少しでも死守すること。
これら2つは、
伴走者である、お父さんやお母さんが作ってあげたいところです。
合格実績を売りにしている塾は
商売やし、
責任もあるしで、
後からクレーム来んように、
MAXの量で宿題をもちろん出しますが、
やるやらんの選択は家庭でしていいような気がします。

冒頭に出てきた手帳の左上には
11月の親がやるべき重要事項がきっちり書いてありました。

※画像は名前を変える加工をしています

親も子も息抜きできる瞬間をどうか
うまいこと作ってください。

ここに書いてある、
全てにおいてえんりょはいらん!!
ホンマにそれ!
使えるものは使いまくって、
うまいこと手を抜いていきましょう。

今日の投稿は、
このブログの中で、けっこうコアな
伝えたいことの一つでした。




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