「寝具はケチるでない」との神からのお告げ

「寝具はケチるでない」との神からのお告げ

2019年11月6日

教育格差に立ち向かうための寝具?

まだおむつをつけていたコロ助を連れて家を出てから、
我が家の世帯収入はずっと、
全体的な平均より低く、
家賃の支払いが困難になるレベルの貧困期もそこそこあった。

そのため、何か買い物をする時は、
長く使えそうな良い物を選ぶという視点よりも先ず、
「全部の中で一番安く買えるもの」。
選択肢はほぼ一つという状況が、
デフォルト化していた。

母子寮のレンタル布団の返却期限が迫る中で買った
布団もそうだ。
どんな物が良い物なのか、自分に合うのか、
という尺度を取り出す間もなく、
いつもどおり、一番安くで揃えられるものの中から
ありがたく買わせてもらった。

その布団はわりと早い時期にかなり薄くヘタってきていた。
フローリングの床に布団を直敷きしていたことも相まって
その安いもので間に合わせる習慣のしわ寄せは、
小さなコロ助の身体に負担をかけていたのだろう。

「ふかふかより、硬い布団のほうが好きやねん」
というコロ助の言葉に甘え
ずっとその布団を敷いていたが、
先日の腰痛は寝具を見直すべきだという
神様からのお告げのような気もして、
布団セットを新調することにした。



元々寝付きも寝起きもよかったコロ助だったが、
この布団にしてから、
眠りの深さが傍目にもわかるほどになった。

眠っている時の表情も違う。
布団の中に手を入れてみると

ふぁ〜っ

…… ぅわ〜!あ、あ、あっったか〜!
布団を換えるってこんなに違うのか…。

っていうか逆に
今までごめん。

毛布をたくさん重ねても、
暖房を付けていても、
床からの冷たさで、
布団の中がそんなに暖まっていなかったのかもしれんよな。

この布団にしてから
コロ助はかなり眠りが深くなったのか、
日中のパフォーマンスの調子がよくなっている感じがするんだよな。
がんばって勉強をした一日の終わりに布団に包まれて
秒で寝入るのを見るたびに、
もっと早く買ってやるべきだったと反省する。
「寝具はそれぞれに合うものを絶対にしっかり選ぶべきだ」

ちゃんとした家庭の子は小さい頃からいい布団でぐっすり寝て、
次の日のパフォーマンスもよくなって、
また、いい暮らしができるような人になるのか…


あぁ、こんなところにも、
格差が開いていく構造が転がっていたんやな。

この貧困の連鎖を食い止めるためにかあちゃんがやらねばならんことは、
まだまだあるようやな。

※念の為に断っておくと、この布団の値段は高いわけではありません。
どちらかと言えば家計にやさしい部類でしょう。(品質を考えるとかなりお得な買い物かと思います)当時のうちの家計にとっては、ということでした。感謝です。2022年現在も敷布団はいい感じに落ち着いていて、掛け布団はふかふかのままです。

コロ助の寝床の最終形態(家は現在の一つ前に住んでいた家です。大好きな家やった)




ぽちっと応援してくださるとうれしいです(^o^)
  ↓

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(本人・親)へ
にほんブログ村



人気ブログランキング