東大寺算数の壁
2019年12月22日(日)
日々、かなりの勢いで学力が上がっていってるが、
状況は変わらず緊迫している。
ここのところ、
FB上に近況を記すことはおろか、
通勤中も帰宅後もSNSを見る時間的余裕さえ
ない日々が続いていた。
今、ラストスパートをするべく1月の試験に向けて
準備を進めているところだ。
塾の冬期講習が始まったので、
この辺りで今の状況を記録しておこうと思う。
東大寺算数の壁がでかい。
でかすぎる。
灘、甲陽
解ける。
東大寺
解けない。
この構図は一ヶ月過去問を解いても変わらず。
何故だ。
何がそんなに違うのか。
灘に受かる子は東大寺にも受かっていると聞いていたのに、
そうではなかったのか。
国語、理科、社会は
何とか目処がついてきた。
でも、
算数の突破口は一向に見えてこない。
何なんだこの壁の大きさと
閉塞感は…
誤解がないように言っておくと、
東大寺の入試問題はすばらしい。
ひっかけがあるとか、
やたらと高速処理を求めるとか、
複雑な計算に時間をかけさせるなんてことも、
もちろん、一切ない。
入試であるからには、
受験者を選別するという役割も
当然あるのだろうけど、
東大寺の問題は、
受験者を育ててくれる。
それは、一緒に解いてきて強く思う。
答え合わせをして解答解説を見ると、
「あ~!」「へ~!」の連続で
幾重にも仕掛けとメッセージが込められていて、
驚きと喜びがあふれる。
だが、
しかし、
解けないのだ。
難易度が上がった年の問題は
丸が2つしかなかったのもあった。
こ、これは…5年生の時に試しに解いてみたときより低い正答率…
またあるときは、大問1の計算が全滅になる。
計算力が落ちたのか…と
灘の計算をしてみる。
やっぱり解ける…
周りにこの現象が起こっている人にも会わない。
これがスランプというやつなのか…
精神的な何か脳をブロックする作用が彼を襲っているというのか。
試験日まで、あと一ヶ月もない。
何より一番ピンチなことは、
すっかり自信をなくしてしまい、
受験勉強を始めて以来、
初めてコロ助のテンションが下がっていることだ。
今までの経験上、
楽しくなかったり、
身体がしんどかったりする時にする勉強は
ほとんど無駄に終わってる。
(長い目で見たらトータルではプラスになっている面もあるやろうけど)
この深部の自信を取り戻してもらうためにできることは、
きっと親の声掛けではないのだろう。
自力で解けるようになること以外の処方箋は、
ないのだろう。
コロ助の人生が始まってから、
2人で着の身着のまま家を出た時以来のピンチなのかもしれない。
この壁は乗り越えることができるのか。
このチームが出来ることは何なのか。
塾でヒントをもらいながら、
思考学習で学び、
解法を自力で生み出し、
振り返ると偏差値30も上げたコロ助。
本当によく頑張ったのだと思う。
もう十分がんばったよ、おつかれさん。
そう言いたい。
でも、
あと一ヶ月。
ここまできたらやるしかない。
この壁は東大寺が作った壁じゃない。
きっと自分たちが作ってしまった壁だ。
だから、
きっと超えなければならないのだ。
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