1Kという間取りに親子で機嫌よく暮らすただ一つの方法
子どもの部屋に居候する
わが家の間取りは、
渦巻き電気ひと口コンロとユニットバスがあるキッチンと、
12畳の部屋1つ。
ひとり暮らしなら充分な広さかと思うけど、
ふつうに考えて6年生親子が住むにはちょっと狭いだろう。
その間取りに親子で機嫌よく暮らす方法があるとすれば、
家全部を子ども部屋にしてしまうこと。
そして、親はそこに居候するという感覚にすることに尽きると思う。
合宿所住まいのような暮らしは不便ももちろんありますが
狭さがかえって便利なことも多く、楽しさも多かった。
何より一番の収穫は、
この先、景気が下がることがあっても
どんな間取りの家に住んでもひるまないであろう、
間取りに関しては(笑)強靭な心を手に入れたこと。
屋根があることが本当に幸せだと感じられることは、
とても幸福なことなのかもしれません。
コロ助のうち広いなー!
高級住宅街のどまんなかに位置するこのマンションに
遊びにくるコロ助のクラスメイトは豪邸住まいの子がほとんどで、
このあたりは、分譲マンションも今どき珍しい億越えという地域。
コロ助が低学年の頃のこと、
「狭くてびっくりするだろうな…」
「コロ助が貧乏な子と憐まれたら可哀想だな」と
不安を抱きつつ招待した子どもたちは、
みな目を輝かせ、この家をうらやましがった…
わぁ広ーい!
と窓辺に駆け寄りうれしそうに言う子たち…
?????
ん? そ、そうなん…?
ホンマか?
気を遣って言ってくれている感じもせんけど…
目の前が小学校のグランドだったことと、
カーテンを付けていないが故の開放感もあったのだろうか。
でも、やっぱり広いと感じたりうらやましい感じがするのは、どうやら
低学年だと、「部屋」と「家」の区別がまだふんわりしている
(生まれた時から自分の個室がある世界にいるからなおのことかww)
↓
コロ助が大きな部屋を持っている + そこにお母さんがいる = いいなぁ!
ということだったのだろう。
さすがに高学年になってくると広いなぁと言う子はいなかったけど、
なぜかうらやましがられた狭小わが家。
まぁ、この感覚は大金持ちの子と小金持ちの子とでも
違ったりもするかもしれませんが。
それにしても、
リビング学習がいいだなんだと言われている昨今、
私たちは小さい家のメリットを最大限に感受していた。
チームとして見通しや風通しがよく、
必要なものにすぐ手が届き、
余計な贅沢がいらないため、合宿所のように勉強や研究に没頭できる、
アイデアやひらめきもばんばん生まれたもんなぁ。
毎晩ダイニングテーブルを端っこに寄せて(笑)
そこに布団を敷いていましたが、
慣れとは恐ろしいもので、なんの不便も感じなかったし、
ユニットバスや渦巻きコンロも7年暮らしているうちに、結局慣れた。
火力の極めて小さい電気コンロで、
正月には普通におせちや雑煮を作り、何でも作れる。
渦巻きコンロのレシピ本出せるんちゃうかな(笑)と思ったくらい。
家の大きさと幸福度は、たぶん比例しない
結論からいうと、
勉強しやすい環境を作る優先順位は、
整えること > 地域の穏やかさ > 家の大きさ
どんな大きさの家に住むかより、
生活のペースが合う地域かどうかとか、
どう使いやすくととのえるか、
が大きかったりするのかもしれません。
あと、共通の趣味を持つと共有スペースの割合が増え、
狭さを感じにくいってのもあるかも。
窮屈さを感じさせない工夫として、物を少なめにすること、
カーテンを付けずに済む目の前の環境があればなおいいでしょう。
受験は、家庭学習をするにしても、
なんやかんやと本当にお金がかかります。
固定費の縮小化、家賃を抑えることができればうれしいですよね。
窓から見える環境的には団地もおすすめです。
できれば学区が穏やかで落ち着いた暮らしの家族が多い地域のほうが
楽かもしれません。
中学生になったので
もう引越しをしましたが、
1Kぐらしのあのマンションを思い出しては、
楽しかったよなと話しています。
怒涛の中学受験もあの環境下だったからこそ
乗り越えられた。
そんな気がするのです。
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