天声人語の要約

天声人語の要約

2021年2月13日(土)思い出しの記録

灘学習院の国語。ルーティンワークになっていた天声人語の要約

前回の記録の冒頭に出てきた天声人語の要約。

これは、当時通っていた灘学習院というちょっと変な(失礼!)塾で、
5年生以上の子どもたちが毎週2記事ずつ
朝日新聞のコラム「天声人語」の全文603文字を
250〜300字に要約するという宿題。

大きな学年になってくると、
250字がさらに100字になり、
50字になり…
素早く話のポイントをまとめることができるようになるそう。

入塾の説明会でも先生たちはこの宿題を続けることの効果を話していて、
わたしも楽しみにしていた。

入塾のパンフレットを見たりしていると、
灘学習院に通っていた子どもたちの文章力が、
他塾と比べてかなり際立って優れているように
感じた、
ってのが、入塾のきっかけにもなったんやしな。

はじめの数ヶ月は苦しかったけど

やってみるとしんどそう…

いやいや、そらしんどいやろうな…

知らん漢字、
知らん単語、
知らん事象、
知らん出来事…
…知らんもんだらけやん!

意味や読み方のわからない単語を調べることからはじめ、
一つの要約にほとんど1時間以上かかっている様子だ。

本を読むのも、大人用の新聞を読むのも好きだったコロ助やけど、
やはり、「読むこと」と、「読んだことをまとめる」ことは、
脳内で起こっている処理の量や踏む段階に
大きな違いがある
のだろう。

苦しそうで、
ちょっとかわいそうになってきた。

…そんなこんなで
宿題をやっていかない日があったりもしたけど、

2年経ってみると、
驚くべきはやさで文章をまとめられるようになっていた。
文章によっても違うだろうけど、
5〜10分といったところだろうか。

つくのは国語力だけじゃない

そして、この宿題をやる上で、
塾の先生から親が言われたことは、
親子でトピックスについての会話をしてくださいということだった。

天声人語の話題は、
今の旬な社会の出来事についての考えを、
新聞社の中でも超がつく一流の記者が書いたもの。

政治の話題なども、
うちではわりとたくさんしてたつもりやったけど、
いつもどこかあいまいでふんわりしていた。

よく、天声人語の書き写しってのを見かけるけど、
書き写しは正直、あんまり意味ないかも。
要約って、意味を理解せなできへんからな。
ふんわりが無理になってくる。
(ふんわりわかってないことが混ざってても、無理やりまとめ上げるテクニックも身につくねんけど笑)

関東の中学校の入試国語はセンター試験のレベルをはるかに超える


この受験を通して、全国のいろんな学校の過去問で勉強させてもらったけど、
関東は国語が本当に難しい学校が多かった。

東大寺の先生が
「国語はセンター試験と同じくらいか、
それよりちょっと難しいかくらいですかね。」って、
普通に言うとった…笑、けど
そんな東大寺の問題がまともに見えてきたほど、
ちょっとおかしいレベルの難易度なんやないかと思う。
関西は灘の国語もやさしいしな。

そんな学校の対策に、
もちろんこれだけでどうこうなるわけじゃないかもやけど、
国語の底力をあげるルーティンの一つとして、
取り入れてみるのもいいんでないかと、個人的に思いました。
すでに取り入れている塾もあるかとは思いますが…

この宿題をやっていくうちに、
ふんわり考えたり理解していたりしたことが、
くっきりはっきりしだした、という現象は
大きな収穫だった。

社会科の勉強にも
知らんまに一躍かっていたのだろうと思う。

それにしても、継続とはおそるべしやな。




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