理科単元強化週間4「電 気」

理科単元強化週間4「電 気」

2022年8月24日

電気はよく出る。しくみをしっかり理解しておけば、
暗記などのメンテナンスが不要な「高コスパの稼ぎ頭」に

電気の単元は大まかに分けて3つ

電気抵抗
乾電池と豆電球
電流と磁界

しっかりコアなところからやりたかったので、
長めに時間をかけました。
2月11日~17日 電流と回路1、
2月18日~24日 電流と回路2
2月25日~3月3日 磁力。
というわけで、
2月はほぼ電力磁力の物理月間に。

この単元も、例のごとく
的を絞って ”家庭内流行” を作りオタク化することで、
学習の効果は上げていったのですが、
ほとんど記録のメモが残っていなかったので思い出して書きます。

まずは、そもそも電気って何?のところから

電気って目に見えない物なので、
想像がしにくい。
課題に入る前に電気の存在を感覚としてイメージできるよう、
子供向けの図鑑やサイトなどで、
コロ助が好きな原子レベルでの動きから見ていった。

こちらのサイトに、
いい感じでまとめられているものがありました。
KoKaNet子供の科学webサイト

電流が「流れ」だということがわかれば、
乾電池が何かを出しているのではなく、
ただ「押す係」ということがイメージできる。

普段から「電池が切れる」「電池がなくなる」という言い方をしているせいか、
どうしても乾電池から何かが出ているイメージが染み付いていたため、
乾電池のことを「押しくん」と呼ぶことにした。
おさえておきたい基本は、

●電池の  押し  と豆の  じゃま=抵抗  一度に考えようとしないこと
●考え方の順番を守ること

1.まずは流れている電流の量=乾電池の量(並列は無視はいくら?
  =豆電球の明るさ
  →それぞれの豆に量を書き込む
2.次に、「押しくん」にかかっている負担
=豆電球の明るさ×個数はいくら?
  ⇔ 電池の長持ち度
  (ここは並列も関係あって、乾電池に書き込んだ明るさ数値を足す)

回路が成り立つか、ショートしないかの判断は、回路の→を書き込むことで大丈夫そう

基本的な問題は、
どのつなぎ方がより明るいかとか、
より電池の減りが早いか、
または、
ショートしない回路、成り立たない回路はどれかなどの設問が多く、
この基本的な考えの順番を守ることができれば、
基本的な問題はほとんど解けそうだ。

以前にも紹介したサイエンスラボの倉橋先生の動画では、
それらの考え方のステップをわかりやすく紹介してくださっています。
基本的な単元での問われ方に答えながら、
「電気とはそもそも何なのか」ということも理解でき、
つながりの部分でまた、助けていただきました。
倉橋先生の動画はやはり実践的かつ本質的で、
毎回感動してしまいます。
この動画で紹介してくれているやり方を順に追っていくと、
電流の数値化でこんがらがったり迷うことはまず、なくなるでしょう。(←断言できる)

電磁石の入り口にはこちらも興味を持ってもらえるかもしれません

次に、テキストや過去問に載っているやりたい実験を
片っ端からやっていった

「目新しいもの」の投入としては、
市販の実験セットを購入。
中学生になっても使えそうな高度な回路も作れるものなど、
いろいろあるようです。

我が家が購入したセットもよかったのですが、
もう一度その時期に戻るなら、
電流計、電圧計がついたものを買うかもしれません。
(電圧計、電流計は単独で買うと高いので)
学校の理科の時間に使った電気ものや、
それっぽいおもちゃなど、
電気で遊べそうなものを一同に集めてコーナーを設置しました。
(これ、ホンマに6年生でやることじゃないとは思うけど…)

実験は、学校でもさせてもらっていますが、
家庭では、学校ではしなかった実験や確認したいところを
しつこくやり放題です。
電流計、電圧計がなかったので、
出来る実験は限られていましたが、
単純に、乾電池と豆電球をつなぐ行為だけだったとしても、
リアルに見て体験することで、
印象は大きく残ります。

特に電磁石の単元では、
ふんわりとしていたイメージを、
こうやったらこうなるという「物の理」を身体で感じたようです。
また、実験道具の使い方についても、
“しっかりした大人”である先生がいないので、
「ショートしたらいややな…」とか

「自分が注意しとかなあかん」という責任感から、
覚えざるを得なくなる
という効果もありました(笑)

※いや、でも最低限の危険回避は親がせなあかんのですけど…

ひたすらコイルまきまきしたな〜

我が家のターミナル「流行りもん」コーナーです

そして、設問形式での実践に落とし込む。

案の定というか、
やはり電気が楽しくなってきたようで、
どんどん問題を解いていくうちに、かなり難しい回路や、
算数的な難しさを持った難問にもぶち当たってきました。

甲陽学院や灘の過去問などでは、
(東大寺も年によっては異常な難易度の年がある(*´∀`))
基本的なところをおさえても、
動画や参考書を見ても超えられない壁が出現したことがありました。
そこで、出会ったのが、
こちらも過去の記事で紹介した
原田式算数プリントです。
詳細を書いた過去の記事はこちらです→5年生のうちにやっておきたいこと

出典:原田式算数プリント・理科プリント 豆電球5 – 合成抵抗2-電流を求める より
原田式算数プリント・理科プリント/無料ダウンロードの一覧ページ

原田式算数プリントの凄いところは、
巧みな誘導で、
アウトプットをしながらステップを踏んでいき、
気づいたら出来るようになっているというところで、
このプリントで身についた力は、
暗記やテクニックの修得といったインプット型教材にはない
「底力の形成」のような効果を感じます。
灘学習院も以前の投稿で、
「究極のアウトプット型教育かもしれない」と書いたことがありましたが、
思考教育とはまた違うもの。
ピアノ教室やスイミングでいい先生にあたって
やっているうちにどんどんうまくなっていくようなイメージです。自分的には。

その後、合成抵抗の計算では、
理科が激ムズの甲陽学院の過去問を説いても大丈夫だったようなので、
基礎的なことから、応用までかなり広い範囲をカバーしてくれる
講座プリントかと思います。

「5年生のうちにやっておきたいこと」たかととんびと過去記事より

そうやって思い返すと、
倉橋先生の動画や、
原田先生のプリントに出会えたのも、
単元別に的をしぼるこの学習法をしてからってことなんやな〜

そして、もうひとつ大きな収穫だったのは
何か一つでもいいから「これなら負けない」というものを身につけることで、
自信がつくからか、
いやなことから逃げたい癖がなくなってきたことがある。
勉強が大幅に楽しくなってきたのは、
この頃なんだよな。

この時期に感じた喜びが、
後の彼におとずれる最大のピンチを救ってくれたのか…。
それは また 別の はなし…
(森本レオの声で)




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