子どもがどんな顔で勉強してるのか、親はちゃんと見てたんか

子どもがどんな顔で勉強してるのか、親はちゃんと見てたんか

2018年3月22日の記録

はやくも受験勉強がしんどくなってきた

このままのペースはまずい。
コロ助は今、しんどくなってきている。

昨日も塾の宿題に追われ、
遊びに行く時間がなくなり、
泣き出した。

辛い理由を聞くと、
ストレスがたまっていると言う。

まずいな。これは。
原因は何やろう。

まて、待てよ。
まずは一週間分のやることをリストにしよう。

  • 一日2ページのワーク一冊
  • 天声人語の要約 2記事分
  • 理科の復習プリント一枚
  • 思考の算数プリント2枚+授業で解けきれなかった問題を解く
  • 毎日の学校の宿題大体は漢字ドリルと計算ドリル各1ページずつ
  • 今週は週末にテストがあるので、そのドリル一冊
  • 百ます計算一日1ページずつ

うーん…
何度も言ってるけど、
塾通いをしている子の中では、
宿題の量はやっぱりきっと多くないだろう。

今週はイレギュラーの週末テストのドリルが入ったので
それは大変かと思う。
しかし、その代わりに休日が2回あり、
学校が昼までの日も2回ある。
しんどい原因は、物理的な量からくるものではないのかもしれんな。

なんでこんなに大変なんやろう。
なんでこんなにずっと宿題ばっかりに追われてるんやろう…

暗記型学習から思考型学習への変換期

通いだした塾、灘学習院のやりかたである
「1問ずつゆっくり時間を気にせず深く考えて考え抜く」
これは、みんながいる塾でやるのは楽しいらしい。

でも、この習慣を宿題に当てはめて、
一人で解くってのが、どうも苦しそう…
(しかも提出してからも答えは正解になるまで永遠に教えてもらえんしな…涙)

暗記型めんどくさ学習から、
思考型学習への変換期。
これがしんどさの原因なのかもしれない。

小学校生活で4年間積み上げられてきたであろう
暗記型やっつけ学習の根は深そうだ。

誤解のないように言っておくけど、
小学校はそれぞれのペースをわりと尊重してくれるいい学校で、
先生もみんな一生懸命やってくれていて、
学校の勉強が嫌だとかいう話も
本人から聞いたことはなかった。

ただ、コロ助の幼少期はどちらかというと
外遊びよりも勉強が好きだったような子で、
彼の通った後ろに本の山ができるくらい(笑)
本を読むことが大好きで、
文字の理解は早く、0歳の中頃にはすでに
アルファベット、数字、かな系はすべて読めていたようで、
その文字をさがして指差すという遊びをしていた。
身体を動かしたほうがいいだろうと公園に連れて行っても
遊具にはあまり興味を示さず、
ひたすら地面に字を書き続ける子どもやった。

0歳の終わり頃にはすでに書くこともしていて
(私のことを表す文字としてかあちゃんの「カ」を公園の地面に指で書いていた)
児童館の先生たちや近所のお母さんたちからはいつも驚かれていた。
足が不器用なところがあったせいか運動系の遊びには目もくれず、
本や文字や知らない世界への興味は年とともに大きくなり、
保育園の頃には母子寮のロビーで風呂上がりに
大人の新聞4紙を読毎日読み、
寝る前に量子論を読んでほしいと、わくわくしていた。



いったい誰に似たのか、
とんびがたかを産んでしまったのだと、
小学校に入ったらどれだけ勉強が楽しかろうなと思っていたが、
「成績はいいほうではありませんが、頑張っています」
という先生の言葉に驚いた。

「みんなそんなもんなんかな」
「子どもはみんな天才っていうもんな」
学校は楽しそうだし、友達もいる。
小学生の頃は外でたくさん遊んだ方がいいと強く思っていたので、
これでいいのだろうと、学校の勉強が得意でなかったことも気にしてなかった。
幼少期に勉強が好きでも、
小学生くらいになれば他に興味のあることができるし、
こんな感じなんだろうと思ってた。

違うかったみたい。
勉強は変わらず好きやってんな。

せっかく学校に行ったのに、勉強できると思ったのに
元素も化学式も菌も地学も出てこない。
学校の勉強とのつながりを見つけることもできず、
授業中にも話を聞かず自分の世界に入り込んで、
だんだん勉強もわからんようになっていってたんやろうな。



今まで親は何をしていたのだろう。
宿題をやっているかどうか、
テストで極端に悪い点数をとっていないかは見てた。
丸付けやはんこを押したりサインしたりもした。
プリントやノートは見ていた。

でも、
見なければいけないのは
たぶんそこじゃなかったんだろう。

仕事や家事やと、忙しさに可負けて
小学校生活もあと2年という頃になってはじめて、
そんなことにやっと気付いたのだ。

学力も他のことも、貧困の連鎖は気がついた時点でかならず断ち切れる


学校の勉強が暗記型中心学習だったから、
勉強に興味がなくなったんじゃない。

親のせいだ。
しかも、親が家にいない時間が長いせいじゃない。

あれだけ勉強好きだった子を
こんなふうに苦しめた親の責任は大きい。

勉強している時にどんな顔でやっているか。
コロ助の学校の勉強を一緒にしたことがあったのか。
一緒に教科書をひらいてみたことが一度でもあったのか。



親の収入とこどもの学力の関係について
よく、比例するって言われてる。
そして、それらは連鎖する。
実際、そんな傾向は感覚としては、残念ながらあると思う。

その理由は、
「お金がないから塾に行けなかった」
「親が家にいる時間が少なかった」
いろいろあると思う。
実際、人間の子どもを育てるのに一馬力では、
圧倒的に時間が足りなさすぎる。

でも、一番の原因はそこではなく、
親が子どもと一時的にせよ一緒に勉強をしなかったことが
最大の原因ではないかと今、確信してる。

「今日学校でどんなことやったん?」
「その宿題面白そうやな」
「よーいどんでいっしょにやってみるか!」
たぶん、それだけで解決することは多い。


子どもの勉強を見てやる時、
見なければいけないのは答案用紙やノートじゃなかった。
顔やった。
どんな顔をして学んでいるかを見てやらなあかんかった。

私は猛省した。

ごめん。ホンマにごめん。

さあ、挽回するで。

小学校生活のクライマックスは一緒にやるで

思えば、子育てで苦労したって記憶がない。
赤ちゃんの時からわりと朝までぐっすり寝てくれてたしな。
今までの母親業は、
きっとずいぶん楽をさせてもらってたんやろうな。
母ちゃん業前半のクライマックスってところなんかもしれんな。

これからはいっしょにやろうな。
気付けて本当によかった。
このことに気付けただけで、
中学受験をやろうとしてよかったと心から思う。
やっぱりコロ助の感を頼りにしてよかったよ。


やる気はある。
頭もいい。
語学力もある。
今のところは親のことを信頼してくれている。
人の痛みを思いやれる。
根性もある。

整理に時間がかかる。
時間の管理がむずかしい。
暗記に頼ってしまう。

ここをどう乗り越えるかにきっとすべてかかっているのだろう。
そして、この壁は、
受験の有無にかかわらず、
超えなあかんかった物なんやろう。

現在の仕事の資料として陰山英男さんの本を読んでいた中に
幾つかのヒントがあった。
それも含めて、やれそうなことをリスト化してみる。

  • 朝はパンよりごはんにしよう。
  • 寝る前5分の片付けタイム(母は寝落ち禁止!台所の洗い物を片付けてから寝るという約束に)
  • 早寝早起きはもう少し親が頑張らなあかんかも
  • 読書を楽しめるのは5年生のうちかも!月10冊好きな本を読もう
  • 子どもに計画をまかせて行く旅行(地理、お金の計算、特産品は何か、気候はどうか、どんな植物、どんな地形、どんな方言、国算社理すべて学びになる、計画や段取りの練習ができる

ヒントを元に対策を立てていこう。
一つずつな。親も子も一つづつできるようになっていかなしゃあないもんな。

受験が始まったら旅行にも行けなくなるだろうと覚悟を決めていたが、
何とかお金を捻出し、旅の計画を立ててみよう。






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